お金のためのプログラマーを諦めなければならないという話
最初、私はプログラマーになる希望をもち、勉強していました。
なぜなら、私自身の苦手分野をカバーできる職種がIT業界であると考えていたからでした。
当時の仕事がどうしても合わなかった自分にとって、パソコンという得意分野に代替できるIT業界は自分の救いであると思っていました。
…はい、”思っていた”です。実際はそうもいかないようなんですよね。
私の事情をよく知っていただいていた就職アドバイザーの方からは、ITエンジニアは心配をいただいた上で、かなり危ないというお話をいただきました。
これは私自身がスキルが足りないという面よりも、現在のITエンジニア職には、コーディングだけを求められることはまれで、その他の部分にばかり時間を割くことになってしまう、なおかつそれが私自身には厳しい環境であるという意見をもらったが故です。
語弊を恐れずに言うと、プログラミングは思ったよりもお金になりません。
詳しく言うと、お金にすることが難しいです。
当然プログラミングでは、仕事をもらわなければお金にならないというところがあります。
その仕事を受けるまでのプロセスが、私にとって難しい部分を占めるという訳でありまして。
プロセスに必要なものをあげると、
- 最新のトレンドと案件を常に追える”調査力”
- 顧客を得るための”コミュニケーション能力”
- 案件から形に変えるための”設計力”
- 自らの力を第三者に示すための”アピール力”
があると教えを頂きました。
結局のところ、プログラミングはあくまで一つの”手段”にすぎず、給与になる部分は全く別のところになるのでした。
私はショックでした。
なぜなら、プログラミングが私の将来を救ってくれる手段になると、盲目的に信じていたからです。
その盲目が晴れた今、手段の一つにしかならず時間もかかるプログラミングを選択するよりも、もっと私にはやらねばならばい本質的なものがあると、そのような気がしてならないのです。
そういう気づきとは関係ありませんが、新しい就職先は事務に決まりました。
自分からあまり働きかけなくても、仕事がちゃんと巡ってくる(=給与がある)はずであろう職場で、私自身のストレス要因からは離れられるのではないかと思っています。
そこにもしプラスアルファを加えるとき、私は何を手段として用いるべきでしょうか。
コミュニケーションも調査力も満足に身につかない私が、これからどう生活費を稼いでいくのか、到底私には見当がつかず。
ただただ、好きなことを考えることだけに帰着していくのでした。
あぁ、早く働きたいなあ。
どうか満足な収入が得られるようになりますように。
何をもって満足とするか。個人的には月収手取りで20万でしょうか。
次の仕事は手取り15万の見込みです。給与も上がるかわかりません。
そんな形で抱えてしまったコンプレックスを、私はブログに書くことしかできないのでした。
少なくとも、いつか実になってほしいと、そう心のどこかで願いながら書いています。